アイビスサマーダッシュ 新潟 ３歳以上 芝直1,000m

アイビスサマーダッシュ 新潟 ３歳以上 芝直1,000m

【７月16日更新】

アイビスサマーダッシュ

カノヤザクラ
前走は完全に叩きに徹していたカノヤだが、そのデキは？というと、叩かれた効果は歴然で、今週の状態は前走とは全く違う状態にあるそうだ。
陣営は「良でやらせたいね。重になると、ちょっと心配かな？でも不安はそれくらいだよ」と自信たっぷり。
切ってはいけない馬だろうねｗ

アンバージャック
馬場の悪い時間帯に５２秒の時計はかなり評価できるので、仲間に電話で聞いてみると、陣営は「やっと満足な状態になってきてくれたね。直線競馬は得意な馬だし、今回は部リンカーを外して、勝負するよ」とのこと。
何やら、前走はブリンカーを付けていたせいで、馬が戸惑ったそうなんだわ。
ただ、いくら状態が良くなっているとはいえ７歳馬だから、ガラリ一変は厳しいかなぁ。

ショウナンラノビア
追い切りの動きは、良かったんで、デキは悪くないと思う。
陣営も、「デキは悪くないし、この馬は揉まれ弱い分、直線競馬もあうとは思う」と話してはいるが、この馬、そこまで切れる脚を持っている訳じゃないんだよな。
「前に行って粘り込む競馬をする馬だけに、ここではどうか？」という意見が多くあったね。

ショウナンカザン
先週に引き続き、ビシビシ追われているんだが、追われるごとにドンドン調子を上げてきているそうだ。
息遣いも良くなって、体つきもガラッと変わったとのこと。
走れる態勢は整っているので、力を出し切れればというのはあるんだが、陣営は「道悪になるとメッキリダメになるんで、当日の天気だけですね」と話す。
直線競馬は初めてになるが、テンの速い馬だけに、十分対応できるんじゃねぇかな。

アポロドルチェ
陣営が「今年こそ、絶対に一着が欲しい！ほんと、３度目の正直だよｗ」と意気込んでいるのがここの陣営。
一昨年は直線競馬では不利と言われる最内枠から３着。
去年は大外から２着。
今年も外枠を引いて、三度目の正直とは正にこのことか。
ここを目標に仕上げているだけに、軸でもいいくらいな感じはするよｗ

ジェイケイセラヴィ
前走は骨折明けで、ぶっちゃけ仕上がり途上という感じだったそうだ。
骨折の心配がなくなった今週は、一杯に追われて好時計。
ひと叩きされたことで、前走の上積みもあり、馬に素軽さも出てきたとのこと。
陣営は「抜けた相手はいませんからね。十分勝負になりますよｗ」と色気を見せていたってよ。

シンボリグラン
今週の追い切りは意識的にセーブしたとのこと。
まぁ、この控えめの調整って言うのは、この馬の気性を考えてのことなんだけどなｗ
それでも坂路での動きには迫力があり、唸るような勢いだったそうだ。
陣営は「斤量は気にしないけど、やっぱり気性がね…。気難しさが出てしまったら、まぁ…勝負にならないだろうね」と話していたそうだよ。

とまぁ、こんなところかなぁ。


【7月16日更新】

◆レースの特徴／展望
01年に新設された直線1000ｍ重賞。06年からサマースプリントシリーズの第２戦にな
り７月に移動した。
夏に強い牝馬の活躍が目立つ。昨年は外枠に入ったカノヤザクラが優勝して、連覇を
成し遂げた。中央競馬で唯一の直線コースで施行される重賞競走と言う事もあり、注目
度は非常に高い。

特徴として、『外枠有利』、『逃げ/先行馬が活躍』、『牝馬(特に3歳)が活躍』、
『重賞実績不問』などが挙げられる。

◆平均配当
単　勝 1,658円
複　勝　 389円
馬　連　 5,623円
馬　単　 15,052円
三連複　 19,371円
三連単　141,140円

大荒れとまではいきませんが、単勝の平均配当から見ても順当には収まらないレース
であるのがわかります。

◆人気馬別
１番人気 1- 2- 1- 5
２番人気 3- 1- 1- 4
３番人気 1- 2- 0- 6
４番人気 0- 1- 2- 6
５番人気 0- 1- 2- 6
６番人気 1- 1- 2- 5
7〜9番人気 2- 0- 0-25
10番人気以下 1- 1- 1-51

３番人気までの勝率はそこそこ高いですが、そこまで信頼度が高いという訳でもない
ようですね。
特筆すべきは７番人気の２勝でしょう。
この２勝は05年のテイエムチュラサン、06年のサチノスイーティーといずれも３歳牝
馬が挙げているのが特徴です。
今年は３歳馬の出走はありませんが、近走５年は６番人気以下が毎年連対と、人気薄
の好走も珍しくなく波乱含みの一戦となっています。ただ、単勝30倍以上だと(1-0-0
-56)と極端に成績が落ちています。

◆ローテーション
前走レース名 着別度数　　 勝　率 連対率 複勝率
函館スプG3　 2- 1- 0- 7/10 20.0% 30.0% 30.0%
ＣＢＣ賞ＨG3 2- 1- 0- 7/10 20.0% 30.0% 30.0%
新潟日報1600 1- 2- 0-14/17 5.9% 17.6% 17.6%
小倉日経　　 1- 0- 0- 3/ 4 25.0% 25.0% 25.0%
白河特別1000 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0%
京葉ＳＨ　　 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0%
関屋記念G3　 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0%
バーデンＨ　 0- 3- 2-18/23 0.0% 13.0% 21.7%
ＮＳＴオ　　 0- 1- 1- 6/ 8 0.0% 12.5% 25.0%
札幌日刊　　 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0%
ＮＨＫマG1　 0- 0- 1- 2/ 3 0.0% 0.0% 33.3%
北九州短Ｈ　 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 0.0% 50.0%
テレビユ1600 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 0.0% 50.0%
さくらん1000 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 0.0% 50.0%
飯豊特別1000 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0%
疾風特別1000 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0%

９年間で見ると、本番で連対馬を出している中で、出走頭数No１はバーデンバーデン
Ｃの23頭で、次が新潟日報賞の17頭、続いて函館スプリントＳ、ＣＢＣ賞の10頭と続
きます。
その中でバーデンバーデンＣは勝ち馬を出しておらず、新潟日報賞はアイビスサマー
ダッシュが開幕週開催ではなかった時のステップレースなので、この２レースよりも
函館スプリントＳとＣＢＣ賞を上位に考えたいと思います。
ただ正直このレースに関してはサンアディユのように前走がダート戦惨敗からのステ
ップで突然１着に来るようなケースもあるので、ステップにはあまり重心を置かない
方が賢明でしょう。

◆前走着順別成績
前走着順 着別度数　　 勝　率 連対率 複勝率
前走１着 2- 2- 6-11/21 9.5% 19.0% 47.6%
前走２着 0- 3- 1-12/16 0.0% 18.8% 25.0%
前走３着 2- 0- 1- 6/ 9 22.2% 22.2% 33.3%
前走４着 0- 1- 0- 7/ 8 0.0% 12.5% 12.5%
前走５着 2- 1- 0- 4/ 7 28.6% 42.9% 42.9%
前走６着 1- 0- 0- 7/ 8 12.5% 12.5% 12.5%
前走７着 0- 1- 0- 8/ 9 0.0% 11.1% 11.1%
前走８着 0- 1- 0- 7/ 8 0.0% 12.5% 12.5%
前走９着 0- 0- 0- 8/ 8 0.0% 0.0% 0.0%
前走10着 0- 0- 1- 6/ 7 0.0% 0.0% 14.3%
前走11着 1- 0- 0- 6/ 7 14.3% 14.3% 14.3%
前走12着 1- 0- 0- 7/ 8 12.5% 12.5% 12.5%

前走10着以下から巻き返して勝ちをおさめた馬が２頭（カノヤザクラ、サンアディユ
）いるので、着順に関してもあまり気にする必要はないかもしれません。
ただ前走１着馬と５着馬の複勝率は50％近いので、注目は必要です。

◆脚質
脚　質　 着別度数　　 勝　率 連対率 複勝率
逃　げ 4- 3- 2- 9/18 22.2% 38.9% 50.0%
先　行 1- 2- 4-21/28 3.6% 10.7% 25.0%
中　団 3- 2- 2-41/48 6.3% 10.4% 14.6%
後　方 1- 2- 1-37/41 2.4% 7.3% 9.8%

上　り　　着別度数　　 勝　率 連対率 複勝率
3F １位 6- 2- 4- 6/18 33.3% 44.4% 66.7%
3F ２位 1- 2- 0- 1/ 4 25.0% 75.0% 75.0%
3F ３位 1- 3- 1- 5/10 10.0% 40.0% 50.0%
3F〜5位 1- 1- 2-13/17 5.9% 11.8% 23.5%
3F6位〜 0- 1- 2-83/86 0.0% 1.2% 3.5%

スピードがないと勝てないコースなので、ダッシュがあり、前に行ける馬が良い成績
です。

◆馬齢別成績
年　　齢 着別度数　　 勝　率 連対率 複勝率
３歳 2- 1- 4- 7/14 14.3% 21.4% 50.0%
４歳 2- 4- 1-18/25 8.0% 24.0% 28.0%
５歳 3- 1- 3-26/33 9.1% 12.1% 21.2%
６歳 2- 3- 1-29/35 5.7% 14.3% 17.1%
７歳以上 0- 0- 0-28/28 0.0% 0.0% 0.0%

馬齢に関しては３歳〜６歳までが満遍なく連対馬を出しており、この間ではあまり差
は考えなくてもいいでしょう。
ただ７歳以上となると馬券に絡んだ馬ですら０なので、７歳以上に関しては馬券対象
に考えなくてもいいかもしれないという程の成績です。

◆性別成績
【牡・セン】
年　齢　 着別度数　　 勝　率 連対率 複勝率
３歳 0- 0- 3- 4/ 7 0.0% 0.0% 42.9%
４歳 1- 2- 1-11/15 6.7% 20.0% 26.7%
５歳 0- 1- 0-14/15 0.0% 6.7% 6.7%
６歳 1- 2- 1-18/22 4.5% 13.6% 18.2%
７歳以上 0- 0- 0-25/25 0.0% 0.0% 0.0%

【牝】
年　齢 着別度数　　 勝　率 連対率 複勝率
３歳 2- 1- 1- 3/ 7 28.6% 42.9% 57.1%
４歳 1- 2- 0- 7/10 10.0% 30.0% 30.0%
５歳 3- 0- 3-12/18 16.7% 16.7% 33.3%
６歳 1- 1- 0-11/13 7.7% 15.4% 15.4%
７歳以上 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0%

牝馬が９年間で７勝という圧倒的成績ですが、７番人気以内(6-4-4-12)に対して、
８番人気以下(1-0-0-24)となっていますので、牝馬＋人気＋馬齢を組合せ考えた方
が良いでしょう。
今年は出走馬に３、４歳馬の姿は皆無。牝馬で５歳、６歳の７番人気以内馬を中心
に考えるのが妥当なようです。

アスドゥクール　　 牝5 石橋脩 54
カノヤザクラ　　　 牝6 小牧太 57
キルシュブリューテ 牝6 吉田豊 54
ケイティラブ　　　 牝6 西　田 54
サープラスシンガー 牡6 田中勝 56
メリッサ　　　　　 牝6 福　永 54

【総　括】
１．買う馬
好走確率が高いと判断できる馬(過去10年から)

○7番人気以内牝馬(6-4-4-12)
○8枠(3-3-1-14)、7枠(2-2-2-15)、5枠(2-2-1-13)
○逃げ(4-3-2-9)
○前走重賞で5着以内(4-1-0-4)

２．消し馬
好走確率は低いとみられる馬(過去10年から)

×7歳以上(0-0-0-28)
×前走条件戦で当日8番人気以下(0-0-0-21)
×前走重賞で1.0秒以上負け(0-0-0-11)
×レース間隔が連闘または半年以上(0-0-0-13)
×前走重賞で4番人気以内(0-0-0-7)
×前3走ともG3以下戦で6着以下(0-0-0-21)
×1000m戦を3回以上走って未連対(0-0-0-8)
△単勝30倍以上(1-0-0-56)
△8番人気以下牝馬(1-0-0-24)
△1枠(0-0-1-12)、3枠(0-1-0-13)、6枠(0-0-1-17)
△前走OP特別で0.6秒以上負け(1-0-0-25)※牝馬に注意
△前走条件戦で4着以下(1-0-0-17)※牝馬に注意
△前走条件戦で6番人気以下(1-0-0-18)※牝馬に注意
△前走ダート(1-0-0-14)

３．特注
牝馬（7年連続連対中）
７・８枠（8年連続連対中）

◆最後に
年に一度の新潟直線重賞をズバっと的中させて、１分間で大儲けを果たしてみたいで
すね！



【7月13日更新】

◆注目馬追い切り

アイビスサマーD/カノヤザクラ

栗東 坂路 重 一杯
54.2-39.6-25.8-12.9

またこの馬の季節がやってきた。"夏女"カノヤザクラがアイビスSD3年連続制覇に挑む。ここで同一重賞3連覇の偉業を成し遂げれば、サマースプリントシリーズ3連覇への視界も大きく拡がる。

前走CBC賞はやや間隔開いての一戦。休み明けに渋った馬場も堪えたか、10着という結果に終わったがこれは陣営にとって織り込み済みだろう。元来が叩き良化型で、昨年もCBC賞11着からアイビスSD勝ちをモノにしている。「流れには乗れたけど久々は走らない馬だから」と、橋口師も前走凡走を意に介しておらず、むしろ「叩いてからは気難しいところも見せず、いい状態で来ていると思うよ」と、仕上がりの順調さを強調する。

14日の最終追い切りは栗東坂路で単走。序盤はゆったりとしたペースだったが…